

実験室




バイオテクノロジーを応用した実験や検査、ライフサイエンス分野の研究開発を行うために、P2レベルの遺伝子組み換え実験室を完備しています。ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発や品質試験、invitro試験、遺伝子解析、DNA/RNA精製、ゲル電気泳動、検体検査、試料の前処理、試薬の保管など、幅広い領域で研究を行っています。専門的な設備と熟練のスタッフにより、革新的な研究をサポートし、新たなライフサイエンス領域や医療技術の発展に貢献しています。
クリーンルーム


高度に清浄化された環境となるようGMP¹省令に準拠して設計されています。微粒子や微生物を極限まで抑制し、研究用試薬のOEM²製造や研究において卓越な品質と信頼性を追求しています。無菌で安全な研究用試薬のOEM受託環境であると同時に、作業者の安全と快適性にも配慮し、効率的な作業環境を確保しています。これらの先進設備と作業者への綿密な教育により、製造プロセスのトラブルや汚染リスクを劇的に低減することが可能です。高品質かつ安全な環境の確保を重視し、より信頼性の高い成果を目指しています。
1 Good manufacturing practice(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令)
2 Original equipment manufacturing(他社ブランドの製品を製造すること)
機器紹介


蛍光顕微鏡
試料に紫外線や可視光線などの励起光を照射して発生する蛍光を観察する装置です。試料の蛍光観察や、全体像の一括高解像度撮影、タイムラプス撮影などに使用します。


粒子径測定システム
溶液中に分散した微粒子の粒子径(粒度分布)、ゼータ電位、分子量を測定する装置です。DDS開発におけるナノ粒子の物性や分散安定性の評価などに使用します。


マルチプレートリーダー
マルチウェルプレートに複数の試料を同時にセットし、吸光度・蛍光強度・発光の測定が可能な装置です。生理活性物質の定量や細胞ベースのアッセイなどに使用します。


プレートリーダー
マルチウェルプレートに複数の試料を同時にセットし、吸光度の測定が可能な装置です。DNA濃度測定、エンドトキシン測定(比色法)などで使用します。


サーマルサイクラー
標的となるDNA配列を増幅できる装置です。ごく微量な検体であっても、特定の配列だけを短時間で増幅することで目的の遺伝子配列が存在するか知ることが可能になります。


リアルタイムPCR
PCRによる増幅をリアルタイムに測定し、その増幅率に基づいて鋳型DNAの定量を行う装置です。ウイルスや病原菌の検出、導入遺伝子のコピー数解析などで使用します。


遠心分離機
物質の密度や質量を利用して、回転によって成分を分離する装置です。様々な分野で広く使用することができ、主にPlasmid精製、血漿分離の他、細胞培養などに使用します。


pHメーター
溶液の酸性・アルカリ性を測定することができ、電子機器で水素イオン濃度を0-14のスケールで表示できる装置です。製品の品質の確保や性質を評価できます。


安全キャビネット
無菌環境を提供する箱状の作業設備です。内部の空気は吸気、排気ともにHEPAフィルターを通って滅菌されるため、医薬品の調剤、細胞培養、感染性物質の取扱いに使用します。


CO2インキュベーター
庫内の温度と湿度、CO2濃度を一定に保つことができる箱型の装置です。人体の生理的条件に近い環境を維持し、その環境下で細胞を培養するために使用します。


電子天秤
物体の重さを正確に測定する装置です。電子センサーを使い、デジタル表示で精密な測定が可能な測定器具で、研究、製造、検査など様々な分野で使用します。


フリーズドライ機器
急速凍結させた試料の水分を真空状態で昇華させることで取り除く装置です。熱による成分への影響を抑えることができ、残留水分も極めて低いため長期保管が可能になります。


超遠心分離機
100万Gもの超高速回転の遠心力により、異なる密度を持つ成分を力の大きさによって分離する装置です。タンパク質の精製やDNAの分離、ウイルスの濃縮などで使用します。


異物検査機
バイアル内の液体に異物が混入していないか判定を行うための装置です。バイアル充填した試薬に塵埃、その他異物が混入した不良品を除くための検査に使用します。


巻き締め機
アルミキャップを用いて半自動でバイアルを密閉する装置です。アルミキャップのフチを巻き込むように折ることで密閉でき、製品に合わせてキャップの種類や色を変更可能です。


低温保管庫(-80℃、-20℃)
DNA、RNA、タンパク質、生体試料、試薬などの品質を維持する低温の保管庫です。貴重なサンプルや長期保管が必要な場合は超低温の保管庫を使用します。
オフィス


当社のオフィスは、木目を基調にした明るく広々としたデザインで、従業員の快適性を重視しています。フリーデスクもあり、自由に使うことができます。また、同フロアにはカフェコーナーが設置されており、気分に合わせて色々なドリンクを選ぶことができます。従業員同士のコミュニケーションを図り、時折、お客様も訪れます。従業員の満足度と生産性を向上させるため、心地よい環境を提供しています。


パントリー
カフェのような雰囲気のコミュニケーションスペースです。 ここでは、従業員同士がリラックスしてコミュニケーションを取ったり、業務の間に一息つくことができます。
会議室






当社では、3つの会議室を用意し、あらゆるニーズに対応しています。全ての会議室は外部とリモートでの会議が可能であり、重要なビジネス活動のために最適な場所です。
【Room1】
社内会議はもちろん、医師や企業とのコミュニケーションの場として活用されています。
【Room2】
アットホームな雰囲気で効率的に議論ができます。少人数の会議に最適です。
【Room3】
外部とのリモート会議に適しておりますが、集中が必要な業務の際は、個室としても利用できます。
沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター


こちらは企業等が研究機器などを活用し健康バイオ関連の研究を行うインキュベート施設であり「管理棟」「研究棟」「実証棟」の3棟から構成されています。最先端の化学分析機や実証機器を備え、基礎から実証まで幅広い研究を展開しています。当社は、評価試験や研究開発にこれらの機器を活用し、革新的な成果を追求しています。地元出身の研究員が常駐し、地域への健康バイオ研究の貢献を目指しています。沖縄県における健康バイオの進展をリードする一翼を担い、日々の研鑽に取り組んでいます。